ローラーコースターでフィニッシュ。70年代サーフィンの王道です。

今は違います。スープを上手に抜けるのがサーフィン上達のカギです。

1ローラーコースターはジェットコースター

 
私が最初に覚えたサーフテクニックはローラーコースターでした。当時はプロでもローラーコースターがフィニッシュ技のメインでした。

スープと格闘しながら練習した記憶があります。有る程度サイズのあるスープだと、ジェットコースターで滑りおりる様な快感を感じました。

3種類の スープを抜けるテクニック

 

〇ローラーコースター

波のリップやスープに乗り上げ、スープの上を滑ります。スープを抜けるテクニックです。

〇ロールイン

波のリップの際に沿って波のカールに乗り上げスープの上を滑り下りるテクニックです。

〇フローター

波のトップでカール&スープの上をノーズを浮かせながら、横すべりにブレイクの先端に出るテクニックです。

現在はロールインがフィニッシュ技のようです。

これは多分ダンパーに成るブレイクで、フィニッシュしか対応が取れない時に、思い切りカールを付き抜け、場合によってはエアリアルに成るので、ロールインがフィニッシュ技になっていると思います。

32ローラーコースター実践&練習法

 
ローラーコースターの練習
スープの上を滑る練習をしましょう。最初のテイクオフの練習の様に、ウネリに対して、真直ぐテイクオフしましょう。

波がブレイクしても、ブレイク方向へボードをターンさせずに真直ぐ直進すれば、背後からスープ波がボードを押してくれるはずです。

斜めにテイクオフして、波を横にすべるのが普通に成ってから、このテイクオフから直進すると、少し違和感があるかもしれません。

上記の練習を膝から頭前後までの色んなサイズの波でスープに慣れましょう。

腰位のスープ波ならそんな難しくない筈ですが、腰以上のサイズになると、バランスが難しくなると思います。

サイズが上がってきたら、態勢を低くし、テール寄りに重心を移しましょう。そうすれば安定度が増すはずです。

上記の練習を繰返してスープに押される感覚になれてきたら、スープの上に乗り上げる練習をしましょう。

スープに押されだしたら、一瞬前足に加重しテールを上げればスープに乗り上げるはずです。此処でバランスを崩さないように膝のクッションを利用しまよう。

コチラも頭前後までのサイズの色々な波でバランスを崩さずスープに乗り上げれるようになるまで繰返し練習しましょう。

後はローラーコースターの実践です。最初は厚めの波で、トップ派側からスープを降りる練習をしまししょう。態勢を落とし、膝のクッションを使って、最初のウチは縦に降りるようにします。

これを繰返し、スープの上を滑る感覚を身につけましょう。徐々に掘れた波でもスープの上が滑れる様になりましょう。

掘れた波のスープが滑れるようになったら、ボトム側からアプローチします。

ボトムターンをした時に、普通のトップターンやリッピングでは間に合わないチミングで波がブレイクしたら、リッピングの要領でボードをリップに当て込んで、腰を回せば、スープに乗り上げるはずです。

後は膝のクッションを使い、スープの上を滑りおりればローラーコースターの完成です。

現在は、ローラーコースターでフィニッシュするのではなく、スープを抜け再びブレイクの前に出るのが普通のようです。

斜めにスープを降りる練習をご自分で試して下さい。スープを抜けるのが上達すればロングライドも可能になります。