サーフボードには、ショート、ファン、ロングと大きく3つあり、サーフィン初心者がどのボードを選ぶかは、どういうサーフィンをしたいかで変わってきます。

また、そのボードをどこでどう手に入れるかで、これからのサーフィンライフも変わってきます。

1.ショート、ファン、ロング、どれを選んだらいいか

ショートボードは短く薄いタイプ。

ロングボードは長く厚いタイプ。

ファンボードはショートとロングの間程の長さで厚いタイプ。

サーフィン初心者向けの板はファンボードと言われます。

理由は浮力があり、テイクオフも早い所にあり、小回りも若干利くからです。

浮力があると推進力が増すのでパドリングが楽になります。

パドルに始まりパドルに終わるという言葉がある位パドリングは重要です。

波がブレイクするラインナップがあるアウトに出るには次々に押し寄せて来る波に対し、ドルフィンスルーを駆使しながらひたすらパドルです。

パドル力がある中上級者ですとなんら問題ないですが、パドル力のない初心者にとっては最初の大きな壁となります。

サイズアップするとなかなか進まず、腕がまわらなくなってギブアップしちゃうっていう事もしばしば。

その壁を超える為の推進力を補ってくれるのがボードの浮力です。

浮力があると水面の抵抗が少なくなるので進みやすくなります。

またボードが長くなればなるほど、海面との接水面が大きくなるので波を捕えやすくなり、波がブレイクしかけているうねりからの早い段階でテイクオフが可能になってきます。

テイクオフが早いとその後の動きに余裕が出てくるので早期上達への近道となります。

あと幅があるとボードの安定性が増すので、初心者サーファーにとって幅がある事も強い味方となります。

サーフィン初心者の方はじゃあファンボード。

というわけではなく、どういうサーフィンがしたいかという所もポイントです。

プロやエキスパートのようにアップスで加速、深いボトムターンからのスプレー、エアーなど、動きのある攻撃的なサーフィンをする事が夢という方はショートボードから始めるのもいいでしょう。

ファンボードでなくとも少し厚めで、長さ、幅があれば推進力、テイクオフの早さを補う事が出来ます。

いや、私はファンウェーブでゆったりサーフィンがしたいという方は最初からロングボードという手もあります。

2.ボードは決まりました!どこで買えばいい?

次にどこで購入するかですが、いきなりショップで新品オーダーというのはもったいないです。

理由はサーフボードは繊細で、軽くぶつけただけですぐクラッシュしてしまうので、初心者の方にはリーズナブルな中古をおすすめします。

中古というとリサイクルショップやネットなどで安く手に入れる事もいいと思いますが、早期上達且つ楽しいサーフィンライフを目指すのであれば少々高くついてでも、ショップでの中古購入が望ましいでしょう。

ショップだとプロサーファーや経験豊富なオーナー、そこに集う先輩サーファーの仲間入りが出来、更にポイントの詳細やサーフィンの練習法などの情報が聞けたり、サーフトリップや行った事のないポイントへ連れて行ってもらえたりといたせりつくせりのメリットもついてきます。

ローカルオンリーのポイントにしれっと連れて行ってもらえたりする事もあるかもしれません。

最初はレンタルで体験だけ、という手段もショップなら可能です。

そう、サーフィン初心者の方にとって、ボード選びはショップ選びであり、サーフィンライフ選びでもあるのです。