サーフィンを始めたばかりの初心者や、これから始めようとする人たちは、海でのルールやマナーについてあまり知識がなく、サーフィンをしている知り合いがいないと、情報が得られずに敷居が高くなっているかもしれませんよね。

そこで「サーフィン初心者が最低限知っておきたい知識集」をご紹介いたします。

1.ルールとマナー

サーフィンは夏ならサーフボードとリーシュコードがあれば、水着で簡単に始められるスポーツですが、サーフボードは思いのほか硬く、少しぶつかっただけでも大きな怪我につながり、板の修理に数万円の費用がかかることもあります。

なのでサーファーはルールを守り、安全で楽しいサーフィンを心がけているのです。

2.ワンマンワンウェーブ

1本の波に乗ることができるのは1人だけで、このルールが事故を防止し、楽しくサーフィンをするための基本になります。

例外的に、綺麗に割れる三角波ではレギュラーとグーフィーそれぞれの方向に1人づつ乗ることが可能です。

3.前乗り(ドロップイン)の禁止

波には優先権があります。

優先権のあるサーファーがいるにもかかわらず、同じ波に乗ってしまうことを前乗り(ドロップイン)といい、とても危険な行為です。

優先権は波のピークに近いところから1番先にテイクオフした人に与えられ、他のサーファーはその邪魔をしてはいけません。

もし前乗りをしてしまったら、すぐにライディングをやめプルアウトしてください。

4.他人のライディングを邪魔しない

沖に出るためのパドリング中は、ライディングしてくるサーファーのラインを邪魔しないよう配慮しなければいけません。

もしラインを横切りそうになってしまった場合は、サーファーの進行方向とは逆の背後にまわるようパドリングして避けてください。

5.波を待つ場所

人のたくさん集まるピークのインサイドで波を待つのは危険です。

アウトから走ってくるサーファーのラインを潰し邪魔することになるばかりでなく、勢いのあるサーファーと接触してしまうこともあるからです。

小さくても人の少ないピークに移動する方が何倍も練習になり、上達するはずです。

6.リーシュコードは必ず

ポイントによって若干のルールの違いはあるでしょうが、リーシュコードは必ず着用してください。

サーフボードとからだを繋ぐリーシュコードは、事故を防ぐためには必要な物で、ワイプアウトした時にはできる限りボードを手離さないように注意しましょう。

サーフボードを飛ばしてしまい事故の加害者にならない為には、テクニックやサーフィンに対する知識をつけるだけではなく、このような基本を忘れないことが大切です。

7.ちょっとしたマナー

故意にではなくてもルールを破ってしまったり、邪魔をしてしまったり、ぶつかりそうになったらきちんと謝りましょう。

サーフィン中のサーファーはテンションが上がり、ちょっとしたことでもトラブルになる可能性があるので、「ごめんなさい」のひと言を忘れずに。

ゴミやタバコの吸い殻は必ず持ち帰り、ビーチクリーンを見かけたらぜひに参加してください。

初心者は自分のことに精一杯で、周りを見渡し状況を判断することは難しいでしょうが、トラブルを引き起こさないためにもルールを守り、正しい知識を得てサーフィンを楽しみましょう。