サーフィンは夏だけのスポーツではありませが、秋から春にかけてはウェットスーツなしでは海に入ることはできませんよね。初心者はどのようなウェットスーツを購入するのが良いのでしょうか。
そこで「サーフィン初心者のためのウェットスーツの選び方」についてお話しします。
1.ウェットスーツの基本
ウェットスーツを選ぶにあたり形以外に大きな違いがあるので、それぞれの特徴を説明します。選び方の参考にしてください。
1.素材による違い
素材は大きく分けてラバーとジャージがあります。
ラバーは風を通しませんが、爪などでひっかけやすく扱いは丁寧にしなくてはいけません。寿命は3年が目安と言われています。
ジャージは風を通しますが耐久性に優れ、扱いもシビアにならなくて大丈夫です。
一見ジャージの方が万能に聞こえるかもしれませんが冬や、春秋の早朝などに北風に吹かれるとジャージでは対応できません。暑さは我慢できても寒さは無理ですよね。
2.オーダーと既製品
オーダーと既製品ではもちろん価格に差が出ます。オーダーの方が少し高価ですね。
オーダーは文字どおり手足の長さ、各部の太さまで自分の体型にぴったりと合わせて作られるので、真冬用のラバーフルスーツを作る場合にはオーダーをオススメします。
反対に夏場に使うスプリングやショートジョン、タッパー、ベストなどは既製品でも大丈夫でしょう。
水の侵入が絶対に嫌な場合は体に合わせて作る方が良い、ということですね。
2.ウェットスーツの種類
ウェットスーツは季節やポイントに合わせ幾つかの種類があります。基本的に袖の長さは気温に合わせ、下半身の長さは水温を目安にしてください。
1.フルスーツ
極寒用のドライスーツと通常使用するセミドライスーツに分かれ、真冬用として使用します。
前後の季節にはジャージ素材も活躍しますが、フルスーツはオーダーで作る方が保温性に優れているので良いでしょう。
2.シーガル
上半身が半袖で下半身が長いタイプをシーガルと呼びます。春先の水温がまだ上がっていない、日差しのある日中にオススメです。
一着持っていると大変便利です。
3.ロンスプ
ロングスリーブスプリングの略で、上半身が長袖下半身が短いタイプをロンスプと呼びます。
シーガルと同じく季節の変わり目に使用し、水温がまだ高く風が冷たく感じられる夏の終わりに活躍します。夏の日差しが気になるサーファーにもオススメです。
3.スプリング
上半身、下半身共に短いタイプをスプリングと呼びます。
スプリングは夏用で、怪我の防止のためにも水着の代わりに使用することをオススメします。
4.ショートジョン
上半身がノースリーブで下半身が短いタイプのウェットスーツで、スプリングと同じく夏用です。
5.ロングジョン
上半身がノースリーブで下半身が長いタイプのウェットスーツです。夏用ですがタッパーを上に重ね着することで長期間使用することができます。
3.まとめ
ウェットスーツは季節やポイントの気候によって選び方が変わりますので、ポイント近くのショップに相談してください。予算に合わせて数種類用意するのが良いでしょう。
冬の海は比較的に人も少なく、初心者にとってサーフィンの練習には打って付けです。