サーファーの引き締まった体型はとてもかっこいいですよね。サーファーはダイエットに気をつけているのでしょうか。サーフィンにダイエット効果がどれくらいあるか初心者は気になりませんか?

そこで「サーフィン初心者が気になるダイエット効果」をについて考えていきたいと思います。

1.消費カロリー

サーフィンでの消費カロリーはどのくらいなのでしょうか。

カロリー消費を表す単位にMETs(Metabolic equivalents)というものがあり、これは活動・運動を行った場合に安静時のおおよそ何倍のカロリーを消費するのか示しています。

安静時が1.0METsです。膝ももくらいの小波で3.0METs、これは散歩程度の運動量で、頭近くまで波があると8.0METsで軽いクロールと同じくらいの運動量だと言われています。

これに当てはめると初心者がサーフィンをする場合、腰はら程度までの波を選ぶとして3,0~5.0METsくらいにのカロリー消費になると計算されます。もちろん波待ちの時間が極端に長い等、個人差によってカロリー消費は変わってきます。

消費カロリーの計算式は
体重(kg)×運動時間(h)×METs×基礎代謝(1.05)なので

例えば体重65kgのサーファーが小波で2時間サーフィンすると
65kg×2時間×3.0METs×1.05=409.5kcal
腰はらサイズだと
65kg×2時間×5.0METs×1.05=682.5kcalのカロリーを消費することになります。

初心者はこれに加え、慣れない海で余分な体力も使うので、サーフィンの後にとてもお腹が空くのもうなずけますね。

2.筋肉とインナーマッスル

初心者はサーフィンのあとに筋肉痛になりませんか。

パドリングで二の腕や背中、胸の筋肉を使い、テイクオフのあとに立ち上がれば、太ももやふくらはぎの筋肉を使います。また腰やお腹、脇腹の筋肉もよく動かしているはずです。

サーフィンはパドリングから始まる一連の動きの中で、全身の様々な筋肉を使っています。またバランススポーツであるサーフィンでは、不安定な波の上でインナーマッスルが知らず知らずのうちに鍛えられているのです。

3.水温と水圧

頭くらいの波での消費カロリーは8.0METsで、軽いクロールと同じくらいだとお話ししましたね。

水中で行うスポーツは比較的消費カロリーが高いと言われています。これは水の抵抗を受けるので、陸上で運動するよりも運動効果が上がるからです。サーフィンにも当てはまりますね。

水圧に抵抗しようと全身を使って態勢を保たないといけないので、波待ちで波に揺られているだけでもダイエット効果が得られると考えられています。

また海でのサーフィンはプールに比べ水温が低いことが多く、からだが寒さから身を守ろうと熱を発するときにエネルギーを使うことも、カロリー消費につながっているのです。寒い冬の海でのサーフィンはダイエット効果が上がるのですね。

4.まとめ

上級者になると動きに無駄がなくなり、ひとつのアクションに対する運動量は減ってきますが、波に乗る回数が増えてきます。初級者が波に乗る回数が少ないにもかかわらず、無駄に体力を使いながらカロリーを消費するのと対照的ですね。

サーフィンの上達と消費カロリー、サーフィンの上手さとかっこいいカラダは比例するものです。少しでも時間を見つけて海に通い、ダイエット知らずのからだを作ってください。