サーフィンをする時に必ず必要なアイテムがワックスです。ロングボードだとノーズからテールまでたくさんのワックスを使用し、塗り方にもちょっとしたコツがあるかもしれません。
それでは「ワックスの塗り方」についてお話しします。
1.ワックスは必要?
ワックスはなぜ必要なのでしょうか。
スキーやスノーボードのワックスは滑走面に塗り、雪上の滑りをよくするために使います。
しかしサーフィンで使用するワックスは波面と反対のデッキ面に塗り、ボードの上で滑りにくくする為に使います。
パドリング中に胸でボードをコントロールしたり、テイクオフで立ち上がる瞬間ついた手の平が滑らないようするために必要です。もちろんライディング中に足がボードとしっかりグリップするためにも、とても重要なアイテムですよね。
2.ワックスの選び方
ワックスは水温によって数種類の中から使い分けをするのですが、シングルワックスとして使用する場合の一例をあげて説明します。
極寒冷用…水温14℃以下で使用
冬用…水温9℃~20℃で使用
春・秋の寒い日用…水温14℃~23℃で使用
春・秋の暖かい日用…水温18℃~26℃で使用
夏用…水温21℃~29℃で使用
真夏用…26℃以上で使用
3.ワックスの塗り方
ロングボードでの最初のワックスアップは、ワックスが2個ほど必要になる場合があります。慣れない間は思いのほか重労働ですが、頑張って塗りましょう。
1.温度
直射日光を避けボードの表面とワックスの温度をできるだけ低い状態にして、ワックスアップを行ってください。気温が高い時期は、涼しい時間帯を選びましょう。
ボードの表面やワックスの温度が高いと、ワックスがデッキに付着しづらく剥がれおちてしまうこともありますので注意が必要です。
2.ワックスアップのコツ
ワックスの縁の角を使用し塗るようにし、平らな面では塗らないほうが良いです。
時々ワックスを回転させ、接点を常にシャープにすることによって理想的な凹凸をつけやすくなります。
キレイな凹凸をつけるためにはあまり力を入れすぎず、丁寧に根気よく塗るよう心がけましょう。
3.ワックスの塗り方
まずはボードのに対して一方の方向に塗り込んでいきます。最低2回を目安に繰り返してください。
次に別の方向に十字を描くように塗り込みます。これも最低2回以上繰り返します。
ワックスを十字に行ったり来たりさせながら上塗りを続け、凹凸が理想的な大きさになったら完成です。
4.まとめ
ワックスの塗り方には様々な方法がありますが基本は同じで、ワックスの角を使い、根気よく丁寧に塗りこむことです。
ワックスの効きが良いと足の裏とデッキがしっかりグリップし、ロングボードの場合だとウォーキングしやすくなり、安定したパドリングにも効果的です。
ベースコートとトップコートを塗り分けることもありますがお好みで選んでください。
1度海に入ると凹凸が潰れてきますので、面倒がらずに上塗りしましょう。
安全でスムーズなサーフィンのためにも、キチンとしたワックスの塗り方を覚えサーフィンを楽しんでくださいね。