サーフィン初心者のための恐怖心の克服法 | サーフィンが上達する練習方法

サーフィンを始めたばかりの初心者は、色々な場面で海に対する恐怖を感じる事があると思いますが、それを克服し、海の上を走るスピード感、波にマニューバを描く爽快感を知ってしまえばもうサーフィンの虜です。

それでは「サーフィン初心者のための恐怖心の克服法」を考えていきましょう。

1.自分を知ること

サーフィンってとにかく楽しくって、少しの時間でもあれば海に通ってしまいますよね。

でも初心者が台風のうねりに心を躍らせて海に向かっても大きな波に飲み込まれ、万が一の場合には海難事故につながる可能性も忘れてはいけません。

台風が日本のはるか南で発生し、太平洋沿岸部のポイントに風が入りうねりが届き出すと、サーファーは仕事が手につかなくなり、無駄に有給休暇を消費してしまいます。

そのような中級者以上のサーファーでも、台風の波には時に恐怖を覚え、板を傷つけ、怪我をしてしまうものなのです。

経験者はどのような風が入るとどのように波が割れ、何処が危険でどの場所で乗れば素晴らしい波を楽しめるか、波の向きと大きさ、風の方向と強さを感じ、ポイントの特徴と自分の技量をよく知ってサーフィンをしています。

それに対して初心者は経験も少なく、知識もまだ乏しいので、まずは自分に合ったサイズの波で、レベルに合ったポイントでサーフィンを始めるのが上達への近道なのです。

サーフィンを１人で始めるのは危険なのでしょうか？

いいえ大丈夫。

ネット検索すれば、初心者向きのポイントも数多く出てきますし、その季節に合ったウェアも紹介されています。

また、教えてもらえる経験者が側にいれば、同行するのもいいでしょうし、ポイント近くのサーフショップに行き、レッスンを受けたり情報を収集するのもいいでしょう。

一緒に入る仲間がいれば、サーフィンがもっと楽しくなるかも知れませんね。

海を知り、波と調和することがサーフィン上達への近道です。

波のコンディションは天候や地形に左右されるので、まるっきり同じ波にめぐり合うことは２度とないでしょう。

しかし、海底がどのようなコンディションなのか、またカレント（離岸流）が発生する場所は何処なのか等の、向かうポイントの情報は入手しておくべきだと思います。

初心者におすすめはビーチブレイクと呼ばれる、海底が砂地のポイントです。

潮の満ち引きや海流の影響を受け地形が変わりやすい反面、足をついても怪我をしないし、少々転んでも、波に巻かれても比較的安全で初心者に適していると言われています。

それに対して海底が岩や珊瑚で覆われているポイントをリーフブレイクと呼びます。

海底の変化がほとんどないので、ブレイクがほぼ決まっていて安定したポイントなのですが、怪我をする可能性があり、足をつく場所がない場合もあるので中、上級者向けです。

強いカレントに流されると、すぐ隣で波待ちしていたサーファーとの距離があっという間に離れ、少なからず恐怖を感じることがあります。

それはほんの一瞬の出来事です。

もちろん慌てずに対処すれば問題はないのですが、海に慣れないうちは戸惑うことでしょう。

先に入ってるサーファーを観察し、カレントを見分けることも重要ですが、よくわからない時はショップで聞いたり、地元のサーファーに聞くことが大切です。

初心者がサーフィンをする時に感じる不安や恐怖は、勇気があれば克服できるのでしょうか。

勇気や勢いで克服できるのは、一部の上級者、プロ達だと思います。

まずは海を知り波を感じて、自分のレベルをしっかりと見極め、怪我や事故のない楽しいサーフィンを続けていきましょう。