サーフボードとウェットスーツを購入し、海に行く準備ができても、どこのポイントに入るか決めなければなりません。
波は潮の影響、風などの気象の影響を受けて変化しますが、基本はそのポイントの海底地形の影響を受けて波の形状、崩れ方が変わってきます。
そのため、ショートボード向きで掘れて、速度の早い波が立ちやすいポイントなのか、ロングボード向きの厚みがある波なのかを事前に調べておく必要があります。
ここでは、初心者向きの基本的なポイント選びのコツを説明致します。
1.サーフポイントの選び方
サーフィンを楽しむ場所をサーフポイントと呼びます。
四方を海に囲まれた日本は、様々な波をキャッチすることができますが、地形によってサーフポイントの特性が変わります。
サーフィン初心者の方は、どこでどのような波がたつのかさっぱりわかりませんが、上級者向きのポイントは波も高く、潮の流れが早いところが多く危険も伴います。
はじめのうちは、サーフショップの知り合いを頼って、サーフポイントを教えていただくのが良いでしょう。
また、インターネットでもどこのポイントが初級向きなのか、記載しているサイトもありますので、そのようなサイトで調べたりするのもいいでしょう。
間違って上級者向きのポイントに入ってしまうと、波の高さや潮の流れに対処できずに回りに迷惑をかけるおしれもありますのでサーフィン初心者の方は十分に気をつけたほうがいいでしょう。
2.波の性質と風の吹き方で選ぶ
海底の地形が砂地、岩場で波の崩れ方(ブレイク)が変わってきます。
掘れて急に崩れるのか、ゆるやかに崩れていくのかはすべて海底の形状と性質に依存します。
自分達が入る場所の地形がどのようになっていかを事前に調べておく必要があり、サーフィン初心者のうちは遠浅で砂地のビーチブレイクを狙うのが良いでしょう。
自分達が入るポイントが決まったら、その地形を読んで、東西南北のどの方向からのうねりをキャッチするポイントなのをあらかじめ調べておきましょう。
同時にどの方向からの風が吹いた時にオンショアになるのか、オフショアになるのか調べておくと、気象状況のコンディションが変化しても常にポイント選択できるようになります。
サーフポイントの地形特性(どの方向のうねりをキャッチするのか、どの方向の風がオフショアになるのか)を理解することで、天気予報や天気図をチェックして、自分でコンディションのいいポイントを予測することができるようになります。
数少ない休日の日にサーフィンをやりに行くのですから、なるべくいいコンデイションでサーフィンをしたいですよね。
インターネットの情報だけでなく、自分で予測を立てて、ポイントを決めていくのもサーフィンの楽しみの一つだと思います。
1.ショートボードなのかロングボードなのか
地形によって波の性質がかわるとするとポイントによってショートボード向きなのか、ロングボード向きなのかも決まってきます。
慣れてくると気づきますが、ここはやたらロングボード多いなぁとか、ショートボードしかいないなぁという場に遭遇するかと思います。
みなさん、自分のサーフスタイルにあったポイントに入りますから当然の結果です。
ロングボード向きの波は、トロい波などと呼ばれますが、厚みがあり、ゆるやかにブレイクします。
このような波は気持ちよく、ゆったりとしたアクションで長く乗ることができます。
一方、ショートボードのよう回転性が高いサーフボードは掘れて、速度の早い波が適しており、アグレッシブなアクションを楽しむことができます。
ロングボード向きのポイントでショートボードに乗ろうとすると、浮力のないショートボードではなかなかテイクオフできず、乗っても波がトロいので、速度を出せずに楽しめません。
逆にショートボード向きのポイントにロングボードで入ると沖から一番ノリでテイクオフ出来ますが、掘れて速度のある波はロングボードには不向きでワイプアウトの危険性も伴います。
初心者の方はそのような事も考えサーフィンを楽しむとよいでしょう。