スポーツには怪我はつき物、サーフィンも例外ではありません。怪我の予防と応急処置をアドバイスいたします。

1元日の病院搬送

 
私は、オーストラリアのキラというポイントで約1年間サーフンをしていたのですが、元日にキラ岬の先端の岩場からボードと一緒にダイブして、ゲッティングアウトをするはずが、タイミングを誤り、ボードと一緒に岩に叩きつけられ、病院に搬送された経験があります。

それまで、半年以上何度もキラの岩場からダイブしていたのですが、幸い、わき腹にチョット抉れた程度の傷とサーフボードのノーズが折れた程度ですみました。

サーフィンは少しの油断が、命に関わる怪我にも発展します。くれぐれも無謀な行為は御控え下さい。

2サーフィンでよくある怪我

 
サーフィンで一番起きやすいのはサーフボードとの接触事故による怪我です。サーフボード同士がぶつかれば、サーファーに怪我はありませんが、ノーズやテールが人体に当れば大怪我に発展しかねません。

ロングボードの様に重量があるボードの場合、レールが当っても、衝撃は激しく、頭に当れば脳しんとうや気絶しかねません。

これは他人のボードが当るケースと自分のボードが当るケースがあります。

他人のボードに当らない為には、ゲッティングアウトの時に、ライディングして来るサーファーに注意を払い、ライディングラインを塞がない、塞ぎそうになったら、ライダーの進行方向の逆へ避けてください。

他人のボードが当りやすいいのが、ドロップインされて二人で一緒に波に巻かれた時です。

ドロップインは接触事故や怪我に繋がりますしトラブルに発展する危険性があります。サーファーとしてもNG行為ですので御止め下さい。

ご自分のボードが当りやすいケースとしては、ゲッティングアウト中とかパーリング、波待ち中にうねりが来て、波に撒かれるケースやライディング中のワイフアウトです。

初心者の方はドフィンスルーが失敗して、ボード一緒に波に撒かれるケースが在ると思います。その時は、素早くボードから手を放すか、ボードにしがみ付いて一緒に波に撒かれるか、ドチラかにした方が自分のボードが当る可能性は低くなります。

サーフボードを途中で手放すと自分のボードが当る危険が高まりますし、波にも撒かれる時間も長くなります。

サーフボードを手放す時は、周りのサーファーに当らないように注意しましょう。

他の怪我では、冒頭の私のような、岬や防波堤にぶつかる事故です。

リーフポイントにおける怪我、コーラルリーフ(珊瑚)は、指先で触っただけでカミソリのように切れる種類もありあます。裸では入らず、ウエットスーツ、ブーツ&グリーブ着用が怪我の予防になります。

自分の適応サイズを見極め、適応サイズ以上の大きな波にはゲッティングアウトしないようにしましょう。これはビッグウェーブは波にまかれる危険性が高まりますし、沖に流されて岸に戻れなくなるサーファーもいます。

ビッグウェーブでは撒かれて気絶して命を落とすプロサーファーも居ます。無謀な行為は御止め下さい。

サーファーが気をつけたい病気

サーファーズイヤーという耳の病気がります。冷たい海に長時間、何年も入り続けると、耳の中の骨が耳の穴を塞ぐ病気です。

目の病気

海中で目を開けている機会が多いので、異物がはいり目の病気に繋がります。

日焼け

曇っていても、暑くなくても紫外線は降りそそいでいます。日焼け止め、ラッシュガード、等、で紫外線対策をしましょう。

3応急処置と対応

 
海の中で怪我をすると、海水に洗い流され、大量に出血している大きな怪我でも、海水に洗い流され、気づかない時も稀にあります。

怪我をしたら、早急に海から出て手当して下さい。多少の切り傷に対応する為に、消毒液と防水用傷口テープを車載しておきましょう。

耳や目の調子が悪いと思ったら、直ぐに病院を受診しましょう。私はそのまま放置したら難聴になり、現在、補聴器が必要です。

病気、怪我をしないでサーフィンの上達に励みましょう。