青い海と空のもと、波と一体になるサーフィンはとても魅力的なスポーツです。とりわけロングボードの優雅なライディングに魅了されてしまう人も多いのではないでしょうか。

今回は「ロングボードの魅力とは?」について考えて見たいと思います。

1.サーフィンの歴史

サーフィンの歴史を簡単に見ていきましょう。

1.サーフィンの紀元

サーフィンは西暦400年頃の昔、ハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシアの人々が発祥と言われています。

彼らがアウトリガーカヌーに乗って出漁し、また島に戻ってくる時に通過するサンゴ礁でブレイクする波に乗ったのが始まりでした。

その後20世紀になるとアメリカ本土に伝えられカリフォルニアを中心に急速に発展し、ハンティントンビーチでは最初のサーフィン・エキジビションが開催されました。

日本には1960年頃に駐留アメリカ人によって伝えられ、1965年には日本サーフィン連盟が設立されています。

2.デューク・カハナモク

近代サーフィンの父と呼ばれるのが デューク・カハナモクです。

彼は当時のアメリカを代表するトップサーファーであり、トップスイマーで100m自由形の世界記録保持者でした。そして世界の水泳競技大会に出場する傍ら、参加する国々でサーフィンの普及に努めたのです。

2.ロングボードとは

サーフボードは長さによってロングボード、ファンボード、ショートボードと分けられていて、一般に長さが9フィート(約274.3cm)以上のものをロングボードと呼びます。

1960年代に起こったショートボードレボリューションまでは10フィート程度のロングボードが主流でした。

ロングボードはさらにクラシック系、パフォーマンス系、オールラウンド系とわけられ、好みのスタイルや目指すサーフィンによって選ぶことができます。

3.ロングボードの魅力

ロングボードの魅力はたくさんありますが、年齢や体力に関係なく自由に楽しめるのもそのひとつでしょう。

短く浮力のないショートボードに乗るためには、波の良い時間帯を選びストイックに練習する必要がありますが、ロングボードは波の大きさを問わず海に入ることができ、体力的にも幅広くの人に楽しめます。

ロングボードは小さくても波を選べば、沖からインサイドまで長く波に乗る楽しさを味わえ、ショートボードと比べテイクオフもコツをつかめば楽にできるようになります。

沖から入る波を見つけたらピークに移動しパドリングを開始する。テイクオフしたらゆっくりと立ち上がり、ボードの上を歩いてみましょう。

波の動き足の裏で感じ、波のパワーを全身で受け止めながらノーズを目指します。

片足がノーズにかかれば、もう片足。ハングテンを決めればその先には何もない、とても不思議な、とても素敵な感覚が待っています。

そんな経験をしてしまえば、もうロングボードの魅力から逃れられません。