実際海に行ってもローカルサーファーや上級者に波を取られ結局波待ちだけで終わる、というのは初心者の頃よくある話。
海上で行うサーフィンと違い、陸上トレーニング、特にテイクオフ練習は誰にも邪魔されず効率的に上達する事が可能になります。
1.実は効率的な陸上トレーニング
波は自然、天候に左右され、いつでも出来るスポーツではありません。
低気圧や台風、高気圧から生まれる風が波を生み、始めてサーフィン可能となります。
暖かい季節は太平洋沿岸などがメインシーズン、寒い時期は日本海沿岸などがメインシーズンとなり、季節にも左右されます。
仕事をしながらサーフィンをする方々にとっては週末2日サーフィン可能というケースが多いでしょうが、当たり外れもどうしても付き物になってきます。
ですが敢えてこれをプラスに捉えましょう。
毎日波を当てれなくても、陸上トレーニングは毎日出来、且つ効率的に上達する事を可能にしてくれるのです。
2.陸上テイクオフ
海上でのサーフィンのテイクオフの陸上トレーニングは3ステップです。
123を早くするのではなく、確認も込めながら反復しながらゆっくり行い、体に覚えさせます。
慣れてくれば早くしたりすると良いでしょう。
板の形をしたマットなどがあれば理想ですね。
デッキパッドも絵ではなく例えばテープとかで足で触ればわかるようにしておきましょう。
目線も大事なのでいちいち足をどこに置いてあるかというのを見て確認するわけにはいきませんのでご注意を。
波の斜面もイメージするのですが、それはテイクオフの動作をマスターしてからでいいと思います。
波のイメトレをする段階になった場合は、なかなか割れないたるい波や一気に割れる掘れた波でタイミングが変わるので、状況に合わせた豊富なシチュエーションで練習して下さい。
3.シャドウサーフィン
スキルアップ用のDVDなどでプロサーファーを見ていると、ボードがノーズから滑るというより、ボードが水平に保ったままテイクオフして次のアクションに入る感じです。
波のトップでボードの上に乗り、滑降し出すというイメージです。
これがトップから降りる早いテイクオフというものです。
こういったエキスパートの動きを繰り返し見て、イメージしながら繰り返しシャドウサーフィン、シャドウテイクオフするといった事も陸上で出来るテイクオフトレーニングの一つです。
4.テイクオフ用筋トレ
テイクオフする時に使う筋肉のサーフィントレーニングとしては、胸を反る背筋。
上半身を起こす胸筋である大胸筋と上腕三頭筋、所謂力瘤の裏、二の腕の裏の筋肉。
そこを鍛えるのは脇を閉めながらの腕立て伏せが効果的です。
足を胸に引き付ける腹筋。
テイクオフ後の安定性を増す為の足腰強化の為のスクワット、デッドリフトなどが挙げられます。