厚い波(マッシー波)と云うとサーファーのみなさんは、テイクオフがし難く、嫌なイメージを持たれるのではと思います。

映像でみると、トゥインサーフは海面がフラットな状態から引っ張ってもらい、直ぐにはテイクオフせず、ジェットスキーの牽引でえた推進力で進んでからテイクオフします。

ビッグウェイブは厚い波にテイクオフしなければなりません。ビッグウェイバーを目指すなら厚い波を嫌がらず、パドリング強化して望むのが上達のカギです。

1.厚い波にテイクオフする為には

 
厚い波、大きい波をテイクオフするには早いパドリングが必用です。

パドリングのトレーニング

プールでクロールでひたすら泳ぎましょう。サーファーは1日サーフィンすると、時間にもよりますが、1000回以上パドリングすると云われています。

サーフィンはパドリングが基本、プロサーファーも初心者サーファーもパドリングに使用する体力は同じはずです。プールでクロールで泳ぎ基礎体を付けましょう。

サーフィンのパドリング中は足を使用しない為、プールでのクロール中もバタ足を使用しない手だけのクロールも取り入れましょう。

バタ足を使用しないクロールは、体力消耗が増しますので、パドリングの基礎体力強化には効果的です。

波の無い日も海の中でパドリングしましょう。パドリングの基本姿勢をキープし出来る限り海でパドリングしましょう。

2.厚い波の対応

 
パピングで波の厚いセクションを抜けましょう。

3種類のパンピング

1.普段のライディング姿勢より腰を少し上げ、スタンスは後足を前足寄りにステップアップして、ボードの中心寄りに立ちます、膝のクッションを利用して上下に動かせば、ボードは前に進みます。

2.普段のライディング姿勢より、腰を落とし、後足をステップバックして、ノーズを上下に動かします。ノーズを上げる時は腰、ノーズを下げる時は前足を使います。

3.②の腰を落としたポンピングにサーフボードに左右の動きを加えます。ノーズをあまり上げず、小刻みに左右に腰を振ります。プロが大会の時に、波打ち際まで乗って来る時によく目にするパンピングです。

上記、3種類のパンピングを使って、波の厚いセクションを抜けましょう。パンピングを使わず、ターンで厚いセクションを抜けるには、縦に大きいラインを意識しましょう。

横のラインでは厚いセクションではボードが失速してしまいます。厚い波でのテイクオフ、厚いセクションを抜けるテクニックを磨けば、サーフィン上達に繋がります。