サーフィンはハードなスポーツです。特に波の大きな日は、ゲッティングアウト中のパドリングで、かなりの体力を消耗します。

ライディング中は、普段は取らないような態勢で特殊な筋力を使います。ジムに通うのもサーフィン上達のカギの一つです。

1基礎体力をつけよう

 
学生時代は、サーフィン以外でも体を動かす機会があると思います。

社会人に成り、週に一回のサーフィンが、唯一の体を動かす機会というサンデーサーファーの方も少なくないはずです。

パドリングは体力を消耗します。特に波の大きな日は、巨大なスープ波に押し戻され、カレントに逆らってポジションキープしたり、海から上がったあと、ヘトヘトという状態のサーファーの方も多いはずです。

基礎体力造りに、ジムを上手く使ってサーフィン上達に結びつけましょう。

2ジムの利用法

 
プール併設のフィットネスジムなら水泳メインでOKです。パドリングでの基礎体力をつけたいなら、プールでクロールで泳ぐのが一番です。

私も、オーストラリアに1年間滞在した以外は、殆ど週1回海に通うサンデーサーファーでしたので、20代中頃から五十路の現在も、毎週プールで泳いでいます。

◯筋力アップより基礎体力つくりを

初心者や中高年のかたなら、筋力をつける寄り、ご自身の身長に合った体重を維持し、基礎体力を付けた方がサーフィンには効果的だと思います。

私は、プール通いをさぼっていたサラリーマン時代、自身の理想体重の10kgオーバーの状態でバリにサーフトリップに出掛け、学生時代なら簡単に乗れたようなサイズの波で散々な目にあいました。

何の為に高いお金を払って、バリまで来たのかと、情けなく腹だたしい思いでした。

皆さんは、私のような経験をしない為にも、基礎体力作りと理想体重キープの為にジムを上手に利用しましょう。

3ジムでトレーニング</h2> 

〇パドリング

サーフボード幅の台に腹這いになり、ウエイトを結んだゴムを後方から後手に掴み引っ張り、前方へ手を回しましょう。

海の中で一番使用する態勢と筋力なので、持久力を付ける為に、出来る限る長時間
このトレーニングを行いましょう。

〇ドルフィンスルー

サーフボード幅の台の上で、腹這いになり、腹筋台のレールを掴み腕立て伏せを繰返す。ドルフィンスルーはボードを沈める時に筋力を使います。

浮力のある長いサーフボードは筋力も余計に使います。腕立て伏せが苦手な方は回数を伸ばすトレー二ングをしてください。

〇テイクオフ

腹筋台の上に逆向きに腹這いになり、テイクオフをイメージして立ちます。波質を想定して、腹筋台に角度をつけます。

角度を付ける事により、膝に負荷がかかり、よりハードなトレーン二ングになります。

〇ライディングバランス

ランニングが効果的、ランニングマシーンを利用しましょう。下半身の持久力を付ける為に、走り込みましょう。

〇ターン

腰と膝に負荷の掛るよう中腰でウェイトを持ち、上下に屈伸運動、腰を左右に回転させます。軽めのウェイトを使用して下さい。

ターンでは、膝と腰の動きが重要です。日常では取らない姿勢のライディングポーズ、普段から腰と膝を使い慣れておきましょう。