ハワイのパイプラインでチューブライド、プロサーフツアーでエアリアル、アフリカのジェフリーズベイで1km以上のロングライド、ハワイのジョーズのビッグウェーブでトゥインサーフ。
こんなあこがれのサーフスポットで豪快にトリックを決める!そんな想像をしたことはありませんか?
実はこのような想像がイメージトレーニングとしてサーフィンには非常に重要なのです。
1イメージトレーニングの重要性
波は千差万別。波は大きさ、波質、波の長さ、ブレイクの様子、微妙に異なり、ひとつとして完全に同一の波はありません。そこでイメージトレーニングが重要になります。
2イメージトレーニングの実践
〇自宅でのイメージトレーニング
実際にサーフボードを使えば、海の中でのサーフィン中の臨場感が増しリアルなイメージトレーニングができます。
サーフボードのフィンを外してクッションか蒲団の上にボードを置きます。ボードに自分のパドリングポジションに腹這いになります。
パドリングの動作をして、海の中でアウトに出るイメージをして下さい。『前方から大きなうねりが来ました』貴方はうねりを乗越えようと盲スピードでパドリングします。
うねりは貴方の予想より遙かに早くブレイクしてしまいました。大きなスープ波が貴方に迫ります。貴方はドルフィンスルーを決めなければなりません・・・・
ボードの肩のあたりのレールを持ち、胸に上半身の体重を掛け腕を伸ばします。ノーズが沈みました。
片足のつま先に体重を掛けます、腰をテール寄りにのよせて、もう片方の足を上に伸ばすと
テールが沈みます。
腕に体重を乗せ、つま先を付いている方の足に大体重をのせ膝を落とします。海中に潜りました。
腕を引寄せ、つま先を外し、お腹をボードに載せます。海面に出ました。
上記がパドリングからのドルフィンスルーに至るイメージトレーニングです。
テイクオフのイメージトレーニングもサーフボードを使って、海の中と同様に、パドリングの態勢からボードの上に立ち、テイクオフして下さい。
この時に、大きな波や掘れた波なら、クッションとかでボードの傾斜角度を大きくし不安定な状態を造れば、大きな波やチューブ波でのテイクオフスするイメージトレーニングになります。
TVでサーフィン映像を見ればイメージトレーングになります。
この時に唯、BGVの様に映像を流すのではなく、実際に貴方がライディングする所を
想像してください。
コチラもボードに腹這いになり、TVを側に起き、主観カメラメインのサーフィン映像を見れば、臨場感が増し、貴方が波に乗っているようなイメージに成るはずです。
〇スケートボードでのイメージトレーニング
スケートボードはサーフィンのターンと近いイメージが造り出せます。
この時に、ターンの練習だけに集中するのでなく、実際に海の中でサーフボードでターンする時を想像すればイメージトレーニングに成ります。
〇海でのイメージトレーニング。
海に入る前、海の中に早く飛び込みたい衝動を抑え、入念にストレッチしましょう。
ストレッチ中に海を見渡し、他のサーファーのゲッティグアウトの様子を眺め、どのコースでゲッティングアウトすれば好いかイメージして下さい。
ライディング中のサーファーを眺め、自分ならこんな風に波に乗るとイメージして下さい。
海から上がったらご自分の今日のライディングシーンを思い浮かべて下さい。
テックニックが失敗したシーン、成功したシーン、両方をイメージして、反省会とイメージトレーン二ングを同時に行いましょう。
イメージトレーにングは、道具(サーフボード、等)が無くても何処でも出来ます。
通勤途中、電車の中でも電車の揺れを利用して、海でライディング中を想像すればサーフィンのイメージトレーニングになります。
ご自身の創意工夫でイメージトレーニングするのがサーフィン上達のコツです。