サーフィン仲間、サーファーでない友人、恋人、貴方は誰と海に行きますか?

今日は雨だから、今日は波がないから、今日は波が大きすぎるから、今日は一人だから理由を付けて海に行かなければサーフィンは上達しません。一人でもサーフィンに行きましょう。

1.海に行った回数分だけサーフィンは上達する

海の近くに住むローカルサーファーなら、海に行こうと思えば毎日サーフィンに行けるので、波の善し悪し、他のスポーツ(遊び)、デート、その日の気分でサーフィンをしなくても、次の日に前日の分を取り戻す位に長時間のサーフィンが可能だと思います。

しかし海の側に住んでいないシティーサーファーの場合、サーフィンに行けるのは週に1日か2日、仕事や学校の都合で海に行けない週もあるかもしれません。

早くサーフィンが上達したい初心者であれば海に行ける時は一人でも海に行くべきです

2.波に乗る前の4段階をクリアしよう

サーフィンは波に乗る前提として、パドリングで沖に出る→ドルフィン・スルーで波の下を潜る→サーフボードにまたがり波待ちをする→テイクオフしてサーフボードの上に立つ

この4段階を経て波に乗る訳ですが、初心者の場合サーフィンを始めたばかりの頃は、波に乗る前の上記4段階の中のひとつに躓いて挫折してしまう方も居るかもしれません。

上記4段階の中でサーフィン初心者が躓きやすいのはドルフィン・スルーとテイクオフだと思います。

3.ドルフィン・スルーを確実にマスターする

波の高くない日の湘南(鵠沼)でサーフィンを始めた私は、ドルフィン・スルーをせずにサーフボードを小脇に抱え歩いて沖まで行ける日が、サーフィンを始めてから2、3回続き、ドルフィン・スルーをマスターせずにテイクオフしてサーフボードの上に立てました。

そのため『サーフィンは簡単?』と勘違いしてしまい、その後、千葉や新島でオーバーヘッドの波に遭遇して、沖に出れずに1日が終わるという悲しい日を何度も経験しました。

書籍や映像でドルフィン・スルーの解説を見てスープ波を潜るイメージが頭の中で出来ても、いざ大きいスープ波が目の前に来てドルフィン・スルーをしても波に巻かれてしまい岸に押し戻され、中々沖に出られないという経験を初心者の頃は何度も何度もする筈です。

しかしドルフィン・スルーをマスターするには海の中の実践しかありません。どのタイミングで海の中に潜るか?サーフボードのどの位置を手で持ってボードを沈めるか?足と膝はどの様に使うか?どのタイミングでボードと一緒に海面に出るか?

何度もトライアル&エラーを繰返し海の中の実践でコツを掴みましょう。

ダンパーで波が悪い日、波が小さすぎる日、雨でグシャグシャな波の日上級者がサーフィンをしたがらない日こそ、初心者はドルフィン・スルーとパドリングの練習で一人でも海に入りましょう。

※台風や大きな低気圧のうねりで危険な時は、初心者は一人で海に入るのは止めて下さい。

4.海に行けない日はイメージトレーニングと自宅でテイクオフの練習

サーフィンに行けない日は自宅でテイクオフの練習をしましょう。

今のサーフボードはフィンが簡単に取り外せますので、クッションや蒲団の上にサーフボードを置き自分なりに角度をつけ、波に乗るつもりでボードの上に立ちあがればテイクオフの練習になります。

それからイメージトレーニングをしましょう。コレはハウツー本や映像を見て頭の中でトレーニングするだけでなく、チューブライディングする自分をイメージしたり、ハワイやバリのビッグウェーブに乗る自分を妄想するだけでも好いのではないでしょうか。

サーフィンは仲間や友人と海に行っても、波に乗るのは自分一人です。
他のスポーツと比べ海の中では手取り足とりコーチすることは難しく波が小さい時ならいざ知らず、波の大きい時は不可能な筈です。上達のカギは海の中のサーファー一人に掛っております。