大きく手を開きラウンドハウスカットバック、チューブを抜けた時のガッツポーズ、ロングボードでハングテン、エアリアルでグラブレール、チューブの中でバンザイ。

貴方はどんなライディングポーズを決めたいですか?

その前にライディングの基本姿勢のアドバイス、何事も基本が肝心、サーフィン上達にも基本姿勢の練習が重要。

1個性的なライディングスタイル

 
私がサーフィンを始めた当時のプロサーフィン世界チャンピオンは不動のチャンピオンと云われた(4年連続)ツインフィンマスター『マーク・リチャーズ』。

白鳥のように手を広げ、当時はショートボードでのライディングは無理だと云われた、ハワイ、バリ、オーストラリアの大波にツインフィンでアタック、MRのシンボルマークは今でも脳裏に焼き付いております。

片や日本では僕と同年代の『久我孝男』がプロに転向し勝ち始めあっと!いう間にグランドチャンピョン(コチラも4年連続5回)独特の低く構えた(ガニ股?)ライディングスタイルで、当時日本に敵なし状態でした。

MRの次に世界チャンピョンになった『トム・キャロル』も小柄だったせいか、サイボーグみたいなカクカクした動きで、力が入っているのが見るだけで伝わってくる独特のライディングスタイル。

今では高校生サーファーでも試合で見せる360°ターンですが、当時はプロでも試合で使うのは珍しく、クルクルおじさんと言われた『バテンス』の得意技で、タコ入道みたいな柔らかなライディングスタイルだったと思います。

上記の様に当時、チャンピョンや有名プロサーファーは、個性的なライディングスタイルの方が多かったと記憶しています。

2力抜いてリラックス

トム・カレン→ケリー・スレーターと世界チャンピョンが移っていく過程で、テクニックが向上するのに反比例してプロサーファーのライディングスタイルは、没個性化していったような気がします。

コレはたぶんエアリアルとかで、絶妙なバランス感覚が要求されるので、余分な力をライディング姿勢に加えないようにしているからだと思われます。

3海に入る前にスタンスのチェック

サーフボードの上に腹ばいになり力を抜き無意識に立ちあがった時、左足が前(ノーズ側)に出ていたらレギュラースタンス、右足が前に前に出ていたらグーフィースタンスです。

コレは不思議なもので、一瞬でそのサーファーのスタンスが決まります。スイッチスタンスが出来る人もいますが、上級者に限られると思います。

4自宅で基本姿勢の練習

自宅でも基本姿勢の練習はできます、サーフボードがなくても基本姿勢の練習は可能ですが、やはりサーフボードのフィンを外し、サーフボードの上に立ちチェックしながらの方が効果的です。

サーフボードを損傷しないように下に蒲団やクッションを敷けば、少し不安定になり、実際のライディング感覚に近づけます。

ライディングの基本姿勢は俗に言う中腰で、高すぎず低過ぎず、肩、膝、腰に余分が入っていないかチェックします。

目線は下とか上を見るのではなく進行方向の中間を見ます。

クッションや蒲団の上で余分な力が入っているようでは、基本姿勢が出来ていない証拠なので、鏡に映しながらスタンスチェックと基本姿勢の練習を繰返して上達しましょう。