今やサーフィン業界では常識になったバランスボールは、歯を磨きながら体幹を鍛えたりが出来る練習用のボール。

波、ボードと一体になり、体でサーフィンする事でハイパフォーマンスが可能になります。

体幹を鍛えるという事はサーフィンの原点でもあるのです。

1.サーフィンで不可欠なバランス感覚

バランスボールで体幹を鍛えるとサーフィンのどういった事に役立つ練習になるかというと、ワイプアウト防止が挙げられます。

例えば大きな波にチャージ、テイクオフするビックウェーバーの場合、落差などがあり不安定になりがち且つワイプアウトする事は時に生命の危険にさらされる事になりかねません。

ビックウェーバーの自宅には必ずと言っていいほどバランスボールが置いてあり、しかも話しながらとか、テレビを見ながらバランスボールとじゃれあっていたりします。

不安定なボールの上に乗ったりするだけで体幹トレーニングになるのです。

トレーニングは続けないと意味がないので、ながらトレーニングが出来るバランスボールはさぼり癖がある方にとってもおすすめです。

そもそも体幹とはどこを指すかというと頭・腕・脚以外の胴体の部分。

テイクオフ後バランスを崩した場合など体幹があれば立て直す事が出来、その後を繋ぐ事が可能となり、ライディング時間の大幅な上昇が可能となります。

波待ちがほとんどのサーフィン。

ワイプアウトせず長く乗れる事は上達に繋がります。

貴重なライドタイムの割合は少しでも多くしましょう。

またパドルは腕で漕ぐのではなく、体(背中)で漕ぐといった事も体幹を使う事に当てはまりそうです。

2.バランスボールを使ったトレーニング方法

バランスボールを使ったトレーニングとしては座った状態でするものや、腹這いになった状態や立った状態など色々あり、サーフィンに必要な練習にもなります。

例えば腹這いになった場合はへそを重心にして手足を宙に浮かせ反る事で、背筋が鍛えられます。

またボールを二個使い、一つに手をつきもう片方に足をついてプッシュアップ、腕立て伏せをして大胸筋を鍛えたり出来ます。

ボールの上でスクワットをする事でハムストリングス、大臀筋を鍛えたりするのですが、不安定な中バランスを取りながらする事で体幹も鍛える事にもなります。

力んだり、硬くなったりする事でぎこちない動きになったり本来持っている力を発揮出来ないのはもったいない事。

柔軟な筋肉を効率よく使い、最大限のパフォーマンスでたくさん波に乗り、最短で上達出来るようバランスボールを上手く活用しましょう。