サーフィンを始めたばかりの初心者だけでなく少し経験を積んだサーファーにも、良い波の選び方はとても重要でありまた難しいものですが、良い波を選ぶことを覚える、と加速度的に上達が早くなるのです。

そこで「サーフィン初心者のための波の選び方」をお話しします。

1.波の種類

波にはサーフィンに適した波とそうでない波があり、それぞれに呼び方があります。

1.キレた波

波のピークからショルダーにかけて綺麗にブレイクする波の事。サーフィンに適しており、初心者にも楽しめます。

2.トロい波

ダラダラと力強さを感じない波ですが、ロングボードには向いていて、のんびりとクルージングが楽しめる波です。パワーがないので初心者の練習にも向いています。

3.厚い波

トロい波に近く、なかなか波が切り立って来ず、ブレイクしないのでつかまえにくいが、上手く乗れればロングライディングが楽しめます。初心者がテイクオフするにはタイミングが重要になります。

4.ホレた波

厚い波とは反対に波面が切り立っている波で、テイクオフの角度があり、初心者特にロングボーダーには少し難しいかもしれません。

5.速い波

波の形は綺麗なのですが、ブレイクが速くタイミングが取りづらいので、初心者は波について行くのが難しいでしょう。

6.ダンパー

ブレイクが広範囲で一気に崩れてしまう波のことを言います。テイクオフの練習が精一杯で、初心者を含めサーフィンにはあまり適していません。

2.波を選ぼう

サーフィン上達の近道は良い波を選ぶことです。波はサイズではなく形だと言っても過言ではありません。

波を選ぶということは波を見極めると同時に、波をどこで待つかということも考えなくてはいけまん。自身のパドリングのスピードと波のスピードを合わせ考え、波待ちのポイントを決めましょう。

初心者にお勧めのビーチブレイクは、海底の地形が変わりブレイクのポイントが時間とともに変化するので、海に入る前によく波を観察することが大切です。また、波待ちを始めても、変化するブレイクポイントに合わせて場所を移動することも必要です。

大きいだけで形のよくない波を避けて、小さくても形の良い波を選ぶことを心がけてください。ダンパー等大きく難しい波に初心者が挑めば、怪我や事故のリスクが高まりますので注意をしてください。

初心者はサーフィンに対する体力があまりないので、波に乗る回数をこなす事に重点をおかずに、波を観察し良い波の選び方を覚え、無駄に体力を消費せずにサーフィンを楽しみましょう。

3.波の切れ目

波の切れ目とは、ピークから波が崩れていく場所のことを指します。

切れ目を見つけ、その場所で波を待つことは初心者にとって難しいことだと思いますが、ピークを見極め切れ目から乗ることができれば、テイクオフもスムーズになり、素晴らしい感覚のライディングも味わえるのです。

サーフィンは自然との調和、波との調和です。波を知り、その波の一部になるような感覚を味わった瞬間に、サーフィンの楽しさ、素晴らしさを再認識することでしょう。