週末にしか海に通えないほとんどのサーファーが、その限りある時間を存分に楽しめるように、平日にサーフィンのための体幹を鍛えるトレーニングをすることは、体力維持にとても有効な方法です。
そこで「サーフィンが上達する体幹トレーニング」について考えていきたいと思います。
1.体幹とは
体幹は人の体の頭部と四肢を除いた胴体部分を指し、骨盤、背骨、肋骨、肩甲骨とその周囲を取り巻く筋肉のことを総じて体幹筋と表します。
体幹筋にはからだを動かす土台となる表層筋と、姿勢を維持する深層筋がありそれぞれをバランス良く鍛える必要があります。
体幹が鍛えられるとからだの軸がブレにくくなり、姿勢がよくなり、効率のよい動きができるようになるという効果があります。
2.サーフィンと体幹
サーフィンは究極のバランススポーツと言われています。
平らな大地の上ではなく、本来立てるはずのない海の上にサーフボードを浮かべ、その上に立ちアクションするスポーツがサーフィンです。
体幹をトレーニングすることによって、深層筋であるインナーマッスルを鍛え、ブレない軸を作ることが重要になってきます。
テイクオフ後の動作だけではなく、パドリング中もバランスがとても重要で、軸がブレてしまうとスピードに乗ったスームズなパドリンができずに、波を逃してしまうことにも繋がってしまします。
上級者のパドリングが速くて綺麗なのは、インナーマッスルが鍛えられ、無駄のないバランスの良い姿勢でパドリングを行っているからに他なりません。
3.体幹トレーニング
サーフィンの上達に役立つ体幹のトレーニング方法を紹介しましょう。
1.プランク
1番のオススメはプランクです。
プランクとは、腕立て伏せのような姿勢で、手のひらではなく両肘と肩幅に開いたつま先でからだを支えるトレーニングです。慣れるまでは膝をついても構いません。からだをまっすぐに保つ事がポイントです。
プランクは腹筋、背筋、臀筋、内転筋も同時に鍛えられます。
2.サイドプランク
プランクを横になった姿勢で行うのがサイドプランクです。
からだを伸ばして横向きになり、片肘を着き、足の甲横部分とで支え立つイメージです。慣れるまでは膝を曲げ、片肘と膝横で支えても構いません。お尻を落とさないように気をつけてください。
サイドプランクには脇腹を鍛える効果もあります。
3.フライングドッグ
フライングドッグはからだの裏側や体幹を効果的に刺激します。
床に両手、両膝をつき軽く頭を上げ犬のような姿勢になり、対角線になる手脚(右手と左脚)を上げて伸ばしましょう。次に逆の手脚を上げ交互に行います。手首は肩の下に来るようにし、背中を剃りすぎないように注意してください。
このトレーニングは体幹だけでなく、お尻の筋肉から太ももまで、下半身を鍛える効果があります。
4.まとめ
たまの休日に台風が通過しクローズアウトしてしまったり、逆に波が無くノーサーフの日になったりってありますよね。
車で他のポイントを目指せる人は別として、ボードロッカーを利用して同じポイントに通い練習している人も悲しんでなんていられません。
次の素晴らしい休日に、存分にサーフィンを楽しむためにも体幹を鍛え、怪我をしにくいからだ作りをし、1日も早く上達するようトレーニングに励んでください。