サーファーにとって海でのサーフィン以外に、陸上でのトレーニングは必要だと思います。サーフィンでは上半身とともに下半身をトレーニングし、海に入らない日にも鍛えることはとても大切です。
そこで「サーフィンが上達する下半身のトレーニング法」についてお話ししたいと思います。
1.下半身を鍛える
下半身のトレーニングといえば最初に思い浮かべるのが筋トレでしょう。体幹トレーニングを行い深層筋を鍛えたら次は表層筋です。
1.ランニング
走るサーファー、あまりイメージが湧きませんね。
でもランニングはからだを絞り、筋力を強化し、持久力を高め、疲れにくく免疫力の高いからだをつくります。サーフィンにもってこいだと思いませんか。
海に行けない日が続いたら、ストレス発散のためにもランニングをお勧めします。
2.スクワット
下半身筋トレの代表格で、もっとも効果が期待できる自重トレーニングがスクワットです。
ジムに行く時間や費用がもったいないと感じたら、自宅で自重トレーニングをするのがいいですね。
足は肩幅程度に開き、手をまっすぐ前に伸ばします。ゆっくりと太ももが床と水平な状態になるまで腰を落としましよう。そして最後に元の立ち姿勢に戻します。
もっと負荷をかけたいなら、片足でするワンレッグスクワットがお勧めです。
スクワットは正しい姿勢で行わなければ膝を痛めることもあるので、じゅうぶんに注意をしてください。
2.下半身のストレッチ
怪我を防止するためにも、パフォーマンスの向上にも柔軟性は欠かせないので、日々ストレッチをするのも良いトレーニングです。海に入る前にも欠かさず行ってください。
1.足首とひざ
足首の柔軟性はとても重要で、テイクオフ時の足の運びが楽になります。
また足首とひざが柔らかいと、波待ち中の方向転換で海中の足をくるくる回す時、スムーズに動かせますね。
2.股関節
波の上でバランスをとり、華麗なアクションを決めるためにも股関節の柔軟性は必要です。
広いロングボードにまたがり波待ちをしている場合、股関節が硬いと長時間同じ姿勢でいるのがつらくなります。特に冬場は顕著に現れます。
3.腰
腰はからだの動きのの中心になる部分なので柔らかさが大切です。
転んでしまった時に、尻餅を着いて着水してしまうことがよくあります。その時に腰を痛めないためにも腰のストレッチは欠かさないでください。
サーイフィンは胸を反ってパドリングをし、テイクオフの時は胸の反り具合でバランスをとります。なので腰を痛めているサーファーを多く見かけます。冬の時期に海に入れないサーファーもいるほどです。
ストレッチを十分に行い、怪我をしないように注意してくださいね。
3.足運びのトレーニング
テイクオフで立ち上がる瞬間に、足の位置が定まらないことはありませんか。
バランスの悪い波の上では、無意識のうちに素早く柔らかくテイクオフをしなければなりません。頭の中で、足の動きを確認していては遅いのです。
そのためにも陸上で立ち上がり時の足運びを繰り返しトレーニングしましょう。
サーフィンは全身運動です。上半身とともに下半身のトレーニングを行うことが上達への近道です。