インターネットなどでサーフボードを持った画像などがありますが、あれらを見るとサーフボードの真ん中にゴツゴツした白っぽいものがついているかと思います。

あれはワックスです。

サーフボードのテイル(後)の方には、滑り止めらしきパッドがついているのがほとんどですが、あれも滑り止めの役割です。

パッドをつけるかつけないは個人の趣向ですが、後ろ足で蹴り込みを入れるシュートボードには貼り付けることが有効ですが、強い蹴り込みをそれほど必要としないロングボードにはそれほど必要性はないと思われます。

ただし、ボードの上を歩いたりするロングボードライディングをする場合は、念入りにワックスを塗りましょう。

1.ワックスの種類

サーフィンする上でワックスはなくてはならない道具の一つです。
ほとんどが季節によって塗るものが変わるので、ワックスの表面に記載されている表示をよく読みましょう。

メーカーによって多少表現がことなりますが、TROPICALは水温の高い真夏、WARMは初夏や秋、COOLは水温が低くなりだした秋の終わりから冬、COLDは水温の冷たい真冬と考えていただければよいと思います。

硬さがことなるようなものなので、特に間違えても問題ありませんが、真夏にCOLDはあまりサーフィンに役に立ちません。

ワックスを塗る前にベースコートと呼ばれる下地を必要なものとそうでないものがありますので、購入時は間違えないようにサーフショップの店員に聞くとよいでしょう。

ベースコートは基本オールシーズンのものが多いはずです。

ワックスに記載されている表示で、使い方と季節は大体わかりますが、心配なときはサーフショップの店員に聞きましょう。

必要な道具の詳細や使い方は販売している店員が最も詳しいです。

2.塗り方

サーフィンにおいて、ワックスの目的は、滑り止めなのでゴツゴツとした凸凹ができるように塗りつけてください。

コツは円を描くように塗ると次第に凸凹ができるようになります。

塗り方はいつもやっていれば自然と上達するものです。

塗る場所は、ショートボードはある程度狭い範囲に限られますが、ロングボードでウォーキングしたりハングテンなどを試みる時は、サーフボードの全面とハングテンで指をひっかける前面にも塗っておくとよいでしょう。

最近では、パッドではなくシートを貼り付けて、滑り止めとするやり方も出てきています。

またシートをベースコートの役割として、そこにワックスを塗るタイプのものもでてきておりますがあまり種類が多いと混乱してしまうので、これらの最新のやり方についてはここでは説明を控えておきます。

3.剥がし方/h2>
サーフィンではワックスは毎回落とす必要はありませんが、つけたままでいると次第に汚れてきますし、面が次第にツルツルになって、滑り止めの役目を果たさなくなります。

そんなときは、ワックスコームと呼ばれるヘラにギザギザがついたもので、ワックスの表面をガリガリと撫でて、凸凹を復活させるよいでしょう。

そして定期的にスクレイパーと呼ばれるヘラのようなもので、すくうように剥がしていきます。

がっちりとついてしまっている場合は、リムーバーで溶かしてきれいにしてあげましょう。

ワックスコーム、スクレイパー、リムーバーもサーフショップやインターネットで購入することが可能です。

これらの道具の使い方も物を見れば一目瞭然ですが、サーフショップの店員に聞けば間違いありません。

こういう必要な道具を集めて使いこなせるようになるのもサーフィンの上達の近道です。