サーフィンは自然を相手にするスポーツです。
そして波が立っている海でしかサーフィンをすることはできません。
サーファーのみなさんはおそらくそんな波のない日でもサーフィンのことばかり考えていると思います。
そこで陸上トレーニングに欠かせないツールがあります。
それがスケートボードです。
1.スケートボードとは
スケートボードのルーツは紛れもなくサーフィンです。
1970年代のアメリカのサーファーは波がない日でもなんとかサーフィンができないかと考え板にウィールと呼ばれるタイヤをつけて滑ったのが始まりだと言われています。
ここからスケートボードが始まり、現在のトリックなどを行うストリートやサーフスケートなど、様々なスケートボードが誕生して今日があるのです。
そこ1で今回は陸の上でもサーフィンのトレーニングをするために開発されたサーフスケートでのトレーニング方法をお伝えしていきたいと思います。
2.サーフスケート
サーフスケートとは限りなくサーフィンの動きができるように改良されたスケートボードで、サイズは通常のストリートデッキよりも長く重量もあり、オーリーなどをするのには向いていません。
ただ、その分乗りごごちは良くカーヴィングのトレーニングやアップスなどのトレーニングにはピッタリのスケートボードなのです。
サーフスケートとは言えどもやはり実際のサーフィンの動きとは多少異なる部分は出てきてしまいます。
そこでスケートボードで陸上トレーニングをする時には特にサーフィンの動きを意識し、波をイメージしてトレーニングすることでその効果を発揮することでしょう。
サーフスケートと一口に言ってもこの種類だけで様々なものが存在しています。
代表的なもので「CARVER」と呼ばれる前のトラックが稼働するものや「GRAVITY」のようなロングスケート、また「Sector9」のようにオールラウンドなモデルも存在します。
ここでは、オールラウンドなモデルでのトレーニング方法について説明していきたいと思います。
3.トレーニング
サーフスケートでトレーニングをする時にはまず斜面で練習することをお勧めします。
当然カーヴィングなどフラットな場所でもトレーニングをすることはできるのですが、波の上というのは常に傾斜していますし、そちらの方がより「波」をイメージしたトレーニングが可能になるのです。
さらに、サーフィンとは違いスケートボードは、全く同じ斜面で反復練習ができるので、一つのトリックの練習に向いているのです。
そしてスケートボードで行なった練習をイメージしながら次海に入った時に同じ練習をすることでその上達は通常海でするだけよりも確実に早くそのテクニックを習得できる可能性が上がるのです。
スケートボードをうまくサーフィンのトレーニングに活かすことにより、波のない日などでもサーフィンのトレーニングは可能になるのです。