波のリップでカットバックするスナップバックです。クイックにターンするのが上達のコツです。

1カブキスタイル

 
私と同世代のサーファーならカットバックと云うと、トム・カレンをイメージする方が多いのではと思います。

スムーズで流れる様な華麗な動きで、カットバックやリッピングをするスタイルは世界中のサーフキッズの憧れでした。

2カットバックの種類

 

〇カットバック(リエントリー)

波のフェイスのパワーゾーンから離れた時に、パワーゾーンにリエントリーするのがカットバックです。

〇ラウンドハウスカットバック

サイズの大きな波でハウスを廻るような大きなターンでリエントリーするのがラウンドハウスカットバックです。

〇スナップバック

波のトップでパワーゾーンをそれ程離れずに、リップ付近でクイックにカットバックするのが
スナップバックです。

3スナップバックの前にカットバックをマスターしよう</h2> 
スナップバックをマスターするには、普通のカットバックを先にマスターするのが上達のコツです。

カットバックは波のパワーゾーンを離れた時に、U字型にターンします。

Uの字を半分に分けて、二つのターンを練習するイメージでターンを組み立てましょう。

カットバックに入るタイミングはリッピングの様に波のトップではなく、パワーゾーンから離れた緩やかな斜面です。

第1ターン、膝のクッションを使って腰を落としながら、進行方向反対側へターンします。

この時、十分に腰をおとし目線はターンする方向を見る、すると自然に逆側のレイルが入り、次に乗って来た波の逆方向のブレイクに乗るつもりで、ボトムターンの態勢には入ります。

第2ターン、ボトムターンの態勢をキープしたま、肩を開き目線を進行方向にキープしていれば、パワーゾーンに戻りスープ(波のブレイク)が見えてきます。

次はリエントリー、スープの下にノーズが刺さらないように、膝のクッションを利用して、
レイル側に加重しスープに乗り上げる前に、トップターンの態勢を取りながらボードを返せば、スープと共にボトムへ向かいカットバックの完成です。

4スナップバックの練習&実践</h2> 
スナップバックの実践ですが、コレは私たちが、30年前にサーフィン仲間で呼んでいた『チョットバック』です。

カットバックの練習で、まだパワーゾーンを離れてないのに、カットバックの態勢に入り、小さなカットバックになってしまう事です。

カットバクがマスター出来ていれば、特別な練習はしなくてもスナップバックは出来る筈です。

注意点としては、カットバックをするようなパワーゾーンを離れた所ではなく、未だパワーのあるリップ付近でスナップバックします。

膝のクッションを十分に使い、目線は進行方向をキープしましょう。通常のカットバックより、クイックな動きになりますので、波のパワーとサーフボードに振り回されないようにしましょう。

カットバックを確実にマスターしておけば、スナップバックは簡単です。

かく言う私は、『チョットバック』(スナップバック)が出来てもカットバックが出来ない期間がありました。

カットバックが上達すればスナップバックも自然と上達します。