颯爽と沖に向かってパドルングするサーファー達。カラスの群れかイルカのよう?

ゲッッングアウトの時間を短縮し、多くの波に乗りサーフィン上達に繋げましょう。

1.ゲッティングアウトの前に

 
海に着いたら、海全体を見まわし波以外の要素もチェックしよう。

〇地形
ビーチ、リーフ、防波堤、岬、河口、他の障害物
上記の要素は波質に直接関わりますし、ゲッティングアウト難易度も変化します。

ビーチでも海底が所所リーフになっているポイントもありますし、河口の側のビーチもあります。

大きな岩、防波堤やテトラポットが入っているポイントでは、ブレイク方向に対してどの位置に障害物が有るかチェックしましょう。

〇波のサイズ
海に入っているサーファーと波高を比べ、波のサイズを確認しましょう。

〇ポイントの混み具合
海の中がサーファーで混雑していたら、初心者の方は他のポイントに行くか、広いビーチポイントならブレイク箇所は複数ある筈ですので、混雑していないブレイク箇所をさがしましょう。

〇風向き
波のブレイクに大きく影響しますので、風向きと風の大きさ(風速)は重要なチェックポイントです。

〇潮回り
満潮時、干潮時、波のブレイクに影響します。リーフポイントでは干潮時に、岸まで戻れなくなるポイントもあります。

〇カレント&チャネル。
干満とかの潮の流れ(カレント)の他にも、防波堤、岬、河口、等、他に障害物が有るポイントでは、チャネル(水の流れ)が発生します。
流れを上手く使ってゲッティングアウトしましょう。

2.ゲッティングアウトの実践

 
サーフポイント別ゲッティングアウトのアドバイスをします。

〇ビーチブレイク
サイズが小さい時はアウトに出易い(各ポイント共通)
サイズが上がるとカレントが読み辛くゲッティングアウトが困難に成り易いです。

〇リーフブレイク
カレントが比較的読み易く、サイズが上がってもビーチより比較的沖に出易いです。

〇岬、防波堤、等のポイントブレイク
サイズが上がってもチャネル(水の流れ)が出来る為、岬、防波堤に沿ってゲッティングアウトすれば、上記2ポイントより沖に出易いです。

場合によっては、岬、防波堤の突端からダイブする、パドリングなしに沖に出れる時もあります。

岬、防波堤、等のチャネルを造る障害物に注意するダイブの時はブレイクのタイミングに注意が必要です。

〇リバーマウス(河口)
サイズが無い時は、川が造るカレントに乗れば比較的沖に出易いです。

サイズが有る時は、上記同様沖に出易い時もあるが、ブレイクポイントより沖に流されて
戻れなくなる危険がある為、初心者は注意が必要です。

〇アウターリーフ
ゲッティングアウトにボートやジェットスキーを使う事が多いです。パドリングで沖に出る時は、波に乗る前から体力を要します。

干潮時はリーフに囲まれ、岸に戻れなくなるポイントもあるので注意が必要です。ゲッティングアウトの基本はパドリングとドルフィンスルーです。

ドルフィンスルーを完全にマスターして、海に行ける回数の少ないサーファーはパドリングの練習と基礎体力造りを兼ねてプールでクロールで泳ぎましょう。

早くゲッティングアウトして数多くの波に乗る事がサーフィン上達の道です。