サーフィンは自然の恩恵を一番に感じることのできるスポーツです。
季節の移り変わりや、潮の満ち引きによる海の鼓動、はるか何千キロと離れた場所でうねりが形成されその波が今自分がメイクしようとしている波になっているという壮大さ。
サーファーは自然の恩恵を常に受けていて常に自然に対してリスペクトしていかなければなりません。
サーフィンを始めたばかりの初心者は目の前の技術面だけに集中しがちですがサーフィンの本質をしっかり意識して練習することでその上達は数倍も早いものになります。
今回はそんなサーフィンの初心者に向けたサーフィンの練習方法について解説していきたいと思います。
1.初心者の心得
まず練習方法に入る前にサーフィンで海に入る際に気をつけていただきたいことが何点かありますので紹介させていただきます。
ここでお伝えすることは基本中の基本ですのでこのルールや決まりを守らないとそれは怪我や、最悪の場合命を落とすことになりますので必ず理解してから海に入るようにしてください。
まずはルールについてです。
サーフィンには全世界共通でルールが存在します。
その中でも重要なルールが「one man one wave」というルールです。
これは一つの波には一人だけという意味で同じ波には1人しか乗ることができないということを表しています。
このルールは衝突事故などを防ぐためにも必ず守ってほしいルールになりますので海の中でもこの意識はしっかりと持っておきましょう。
次に自分のレベルを知るということです。
テイクオフができるかできないかのレベルのサーフィン初心者がオーバーヘッドの掘れた波のコンディションの時に海に入ったらどうなるかはすぐに想像できますよね。
こういったコンディションの時には潮の流れも早くパドル力の弱い初心者サーファーはあっという間に流されてしまうので絶対に海には入らないようにしてください。
周りのサーファーからはビビリだのチキンだのと揶揄されてしまうことがあるかもしれませんが入らないことも勇気のある選択なのです。
練習法
次に基本的な練習方法について解説していきたいと思います。
ここでは海に入る前の基本の動作を学んでいこうと思います。
全くの初心者はパドリングの方法やテイクオフなどもわからないと思います。
なのでまずはビーチにサーフボードを置いてイメージしながらパドリングやテイクオフの動作の練習から入ります。
このビーチでのイメージ練習をしておくだけで海の中でも体がその動きを覚えていますので徐々にできるようになっていくのです。
このビーチでの練習はパドリングやテイクオフに慣れるまでは海に行くたびに行いましょう。
そうすることでフォームの再確認にもなりますし準備運動にもなりますのでやっておいて損はないのです。
波の上からの景色はサーファーだけが見ることができる特権です。
この最高の景色を見るためにも練習をしっかりして早くサーファーの仲間入りをしてくださいね。