地球の役8割は海です。

そして、日本は四方を海に囲まれ、様々な地形に恵まれた島国でもあります。

各地に出向けば様々な様相をした波や、ローカルのサーファーの方々と出会うことが出来ます。

さらに海外に足を延ばすとさらに異なった波、違う文化のサーファーと出会うこともできます。

友人達とそのような楽しいサーフトリップに出かけるのも、サーファーとして人生を楽しむポイントかもしれません。

1.波は一つではない

外洋にどのように接していて、海底はどのようになっているのか、地形や気象条件によって波は姿を変化させます。

世界や日本にはいろんな地形といろんな波があるのです。

サーフィン初心者として、自分のホームポイントを見つけ、基礎体力とサーフィンのレベルを向上させた後は、日本各地のサーフポイントを目指してみてはいかがでしょうか。

サーフィンの上達だけではなく、サーフィンに対しての深い思い入れが増してくるはずです。

同じ日本でも外洋のうねりをいつも受けるところもあれば、外洋に接していなくても気象条件が揃った時に素晴らしいうねりをキャッチするポイントもあります。

これは、四方を海に囲まれた日本ならでは利点かと思います。

この利点を生かして、いろんな波に乗り、サーフィンの上達に生かしてみてはどうでしょうか。

2.友人達と波を探す旅

今では、インターネットで日本各地のサーフポイントが紹介されています。

友人達と情報収集しながら、予定を決めて、目的のポイントを決めるのもサーフィンの醍醐味でしょう。

一つとして、同じ波はありませんので、サーフトリップで出会った波が良かろうが悪かろうが自分の中の思い出としてその時間は輝きますし、違うポイントの波に乗った知見と経験は普段のサーフィンのレベルをきっとあげてくれます。

レベルを向上させてくれるはっきりとした理由もあります。

これまでに何度かご紹介したように、サーフィンには状況判断力がとても必要とされます。

自分のホームポイントで練習しているうちは、潮の変化や気象変化など知らないうちにそのポイントの特性を感じ取り、慣れてきていると思います。

しかしながら、別のポイントに行くとホームポイントとは異なる潮の流れ、気象変化を体で感じることでしょう。

きっとホームポイントで培った状況判断力が「ああ、ここの波はホームとこんなに違うんだ」とあなたに教えてくれます。

体がいつもと違う経験をすると、知らないうちに五感が働き、波や風などいろんな情報に体が敏感に感じはじめるようになります。

これはサーファーが自然を感じ取る醍醐味かもしれません。

3.海外の波に乗ってみよう

さらに経験を積んだ後は、海外の波に挑戦するのもとても楽しいです。

緯度が変わるとそこで発生する気象条件も変わります。

そこに到達するうねりの性質も、水温も、水質すら変わってきます。

いろんな波に乗れるというのは、地球というものを感じ取る最高の瞬間かもしれません。

海外の場合は、人の文化圏も異なりますので、その国の文化がどのようなものなのか、危険はどのようなものが潜んでいるのか、マナーの違いはあるのかなど、下調べを念入りにすることが必要でしょう。

日本でのサーフトリップでも、海外へのサーフトリップでもできれば経験者とともに行くことをお勧めします。

どんなにうまくなったなと思っても、はじめてのポイントに入る時は初心者の気持ちを忘れずに行くことが一番重要かもしれません。

4.最後に

先進国である日本に住んでいるとついつい自分が自然の一部ということを忘れて生活しているように思います。

私がサーフィンに出会ったのは、もう随分昔になりますが、その時の感動を今でも忘れられません。

波のパワー、滑り出した爽快感、高揚する自分、急に荒くれる波や風、危険を感じて慌てて逃げる自分。

それは地球が作り出す自然の力を感じた瞬間でもあったように思います。

波に乗れるようになるといつしか自分も、この自然の一部なんだなと感じるようにもなりました。

お金にはなりませんが、そのようなことを体感できるというのはとても気持ちよく感じるものであり、私の中の宝ものでもあります。

海はいつも私の中の元気と勇気を養ってくれます。

なので、年をとった今でもついつい、時間を見つけては海に行ってしまいます。

皆様も是非素敵なサーフィンライフをお楽しみ下さい。