サーフィンは自然を相手にするスポーツです。
ですので常にサーフィンに適した波があるとは限りません。
サーフィンができないようなコンディションの時でもサーファーであれば海のことを考え、練習もしたいと思うでしょう。
そんな時に使えるサーフィンの練習アイテムがサーフスケートと呼ばれるスケートボードです。
今回はこのサーフスケートの基本と、サーフスケートを使ったサーフィンの練習法について解説していきたいと思います。
1.サーフスケート
サーフスケートというのはスケートボードの1種です。
ストリート用のスケートボードと大きく違うのはまずデッキです。
デッキはサーフボードを形どったアウトラインのものも多く存在し陸上でもサーフィンを意識して練習することができます。
そしてトラックもストリート用よりもはるかによく曲がるようにできています。
サーフィンのカーヴィングの練習に対応できるようにしているということです。
そしてサーフスケートといっても様々なタイプがありトラックの前部分が可動するものや、3輪のもの、ロングスケートと呼ばれるデッキが長いタイプのものまであります。
サーフスケートを選ぶ時には自分がどんな練習をしたいか、どのような場所で使用するのかをしっかりと意識して選ばないといけません。
ボウルやランプでロングスケートは使用できませんし、しっかりとしたスタンスで練習したければショートタイプのものは適しません。
このようにサーフスケートと一口にいっても様々な形状やタイプ、機能を持ったものが存在しているので、しっかりと吟味して購入する必要があります。
2.おすすめのサーフスケートと練習法
その中でもオールラウンドにサーフィンの練習ができるサーフスケートを2つ紹介したいと思います。
一つ目はCarverと呼ばれるサーフスケートでこのサーフスケートは前輪のトラックが体重移動で可動するように設計されています。
この可動トラックはサーフィンの動きに限りなく近いものがありますのでアップスやカーヴィング系の練習、少し上達すればランプやボウルにドロップインすることも可能です。
Carverで練習する時には傾斜を使ってカットバックやハンドムーブなどの練習を主にやっていくとその成果を得ることができます。
しかしこのタイプのサーフスケートは足首の動きだけでもトラックが可動してしまうのでその癖がついてしまうとサーフィンとはかけ離れた動きになってしまい逆効果になってしまいます。
練習をする時にはしっかりと波の動きを意識して練習をしていってもらいたいと思います。
2つ目はsector9のショートサイズのサーフスケートです。
このサーフスケートはトラックは固定式ですがその分安定したスケーティングをすることができます。
これによりハイスピードでの体重移動をつかったターンの練習や、傾斜を使ってリッピングなどの練習もすることができます。
そしてその安定性を活かしてランプやボウルでの練習も可能ですので是非試していただければと思います。
3.最後に
サーフスケートはサーフィンの練習用に開発されたスケートボードです。
海では反復練習はなかなか難しいところがありますがコンクリートであれば同じ条件で反復練習をすることが可能です。
このメリットを活かして波のない日も陸上でコンクリートサーフィンもいいかもしれませんね。