なんとかサーフボードの上で、バランスがとれるようになり、パドリングらしくなった後はスイスイと格好よく漕いでいきたいものですよね。
ついつい頑張ってバシャバシャとがむしゃらパドリングをしがちですが、スマートなパドリングでテイクオフまでつなげたいのがサーファー初心者の願いだと思います。
ここでは、そんなスマートなパドリングを身につけるための日々のトレーニングについて簡単に説明します。
1.腹筋と背筋を鍛える
サーフィンのパドリングをスムーズにそして格好よくするには、重心をどこにもってきてバランスをとればよいのかというのが重要です。
サーフボードとの一体感を生み出し、バランスをとれるようにするには、お腹の下でサーフボードを押し付け、体を反らして胸を張るのが最も適しています。
ところがこの格好をやってみると案外辛いです。
陸上で普通に暮らしていると、お腹の下に力を入れて胸を張る格好などほぼやりません。
実際にやってみると思ったよりもしんどくて長く続かないものです。
ですので、サーフィンのパドリグが上達するトレーニングとしてはとにかく、腹筋、背筋を鍛えることだと思います。
さらに加えるとしたら、お腹の下に力を込めることを意識するとよいでしょう。
サーフィン初心者のうちは、あまりガムシャラにやるのではなく基礎体力をあげるつもりでトレーニングするとよいと思います。
そのうちサーフィンの魅力にとりつかれるようになってしまうと自然と腹筋、背筋は身につきますので、パドリングに慣れるまでの間、毎日30回を2セットぐらいのトレーニングをやるとよいでしょう。
それだけで随分とパドリングが上達していきます。
2.体幹を鍛えてバランス力を増やす。
サーフボードとの一体感を生み出すのは、サーフボードとの位置をどのように調整して、重心をどこにもってくるのかということが重要ポイントですが、腹筋、背筋のほかに体幹を鍛えると無敵のパドリング力を得ることができます。
体のバランス、そして体とサーフボードとのバランスを調整できるのは柔軟な体とその体を調整できる体幹力です。
見えない力でもありますが、とても重要なポイントになってきます。
パドリングができるようになったら、よりスムーズで格好のよいパドリングを目指して体幹を鍛えるトレーニングとよいと思います。
体幹は、テイクオフしてからのテクニックにも重要な筋力になりますので鍛えて損はありません。
3.ストレッチ(柔軟な体)
そして、もう一つ重要なのが柔軟な体になります。
サーフィンのパドリングはガムシャラに漕いでも無駄であり、サーフボードとの一体感、バランス力が重要とお伝えしましたが、バランス力は柔軟な体があってこそ発揮できます。
お風呂上がりには、毎日ストレッチをする習慣をつけ、海に入る前も十分にストレッチをするとよいでしょう。
習慣化させるのが最も効果的なので、あまり大それたものでなく簡単なストレッチを毎日やることでものすごい効果がでてきます。
柔らかい体は瞬発力を高め、怪我を防いでくれますのでストレッチはトレーニング以上に重要です。
効果がでるのはとても楽しいので、是非毎日コツコツやってみてください。