サーフィンをしているといつもちょうどいい波のサイズに当たるとは限りません。

日本では台風のグランンドスウェルや爆弾低気圧などの接近で気圧がハマった時には時には世界的に見てもクリーンな良い波が到来するのですがほとんどの場合、スモールコンディションが目立ち、なかなかサーフィンのトレーニングをするのに適さないなんてことが多々あります。

私のかつてのホームブレイクである湘南鵠沼もそんなスモールコンディションが目立つポイントでかつサーファーの数は世界的に見ても1年中混雑しているポイントでもあります。

そんなスモールな小波が目立つポイントでもサーフィンに来たからにはやはり体が勝手に海に向かってしまいますし、小波でもできるトレーニングがありますのでしっかりとそのことを意識して入水することでそのトレーニングの効果を「THE DAY」の時に発揮するということもできます。

そこで今回は日本で目立つ小波の時にどのようにサーフィンのトレーニングをしたら良いのか、中でも小波ではなかなか難しいとされているボトムターンはどのようにして行えば良いのかを解説していきたいと思います。

1.小波でのサーフィン

小波でサーフィンをする時にはまず小波と割り切る気持ちが何より大事になって来ます。

たまのセットも元が小波である以上そこまで大きなセットは期待できませんし、そんなコンディションの時はセット間隔は長いこともありその波の競争率はとんでもないものになります。

そこでそんな時は小波トレーニングと割り切り入水することで以外にもトレーニングは可能になるのです。

2.小波でのボトムターン

まずボトムターンを成功させるためにはある程度のスピードと波のサイズが必要になります。

ただ小波ということを踏まえるとその波のパワーも小さいですし、スピードも波の力だけではなかなかつけることができません。

そこで小波でボトムターンをする場合にはしっかりとアップスを行い自身でサーフボードにスピードをつけてからレールを入れ込むことでそのアクションを可能にするのです。

WSLのサーファーなどを見てみると2016年のトラッセルズでは近年稀に見る小波での開催になりました。

しかし出場選手の全員がスピード感のあるライディングから華麗なボトムターンを決めているのです。

これはサーフボードと体をしっかりと一体化させアップスを行うことにより小波でも十分なスピードを得られることができているからなのです。

そこまでとは言いませんがボトムターンを決めるためにはある程度のスピードが必要なことはわかっていただけてことと思います。

ですので小波でボトムターンのトレーニングをする際にはスピーをつけることを意識してボトムターンをいていっていただければと思います。