サーフィンの風物詩とも言えるビックウェーブに欠かせないのものとして、心肺能力や体幹などが挙げられると思います。
ビックウェーブで一番懸念されるのがまかれる事です。
そのリスクを回避するには日々の特訓による上達しかないでしょう。
1. ビックウェーブに必要な心肺能力
サーフィンは自然がフィールドなだけに他のスポーツと比べリスクが高くなり、特にビックウェーブになってくるとサイズと比例してリスクの桁も違ってきます。
トップからパーリングし、ボトムに叩き付けられ、肺の空気を全て吐き出した後リップにまかれる。
ドルフィンしようとするが、波に持っていかれそのまままかれる。
はたまたインパクトに腰を叩かれ痛めた状態でまかれる。
メイク中に空気を吸う間もなく波に足をすくわれワイプアウトしてまかれたりなど、様々なアクシデント、不測の事態に備えて全てクリア出来るように準備しておく事が大切になってきます。
心肺能力、即ち肺活量。
鍛え方としては、ヨガの呼吸法やダイビング、水泳やランニングなど。
ただ、並大抵の鍛え方ではなく、例えばランニングで言うとトレイルランニングが挙げられます。
未舗装の山道を走るわけですが、起伏があるので、足腰と心肺に負荷がかかります。
また、高さに伴う低酸素が伴うのでかなり鍛え上げられます。
水泳に関しても、クロールのインターバルトレーニングが挙げられます。
全力で漕げる所まで漕ぎ一気に心拍数を上げ、少しクールダウン、再び全力で漕げる所まで漕ぐ。
といった事を繰り返すトレーニングです。
そう、無酸素運動をする事で心肺機能、体力強化に繋がるのです。
息を止めるトレーニング、苦しいという感覚を延ばす練習もあります。
ものに出来ればビックウェーバーにとってはこの上ない事ですが、ブラックアウトという症状により、死亡する事もあるので注意が必要なトレーニングになります。
2. ビックウェーブに必要な体幹など
波が大きくなるとフェイスにこぶが出来やすくなります。
ですのでメイクするにはバランス感覚、体幹も必要になってきます。
体幹強化としてはバランスボールや綱渡りなどで鍛える事が可能になってきます。
また、一気に対応可能な波のサイズを複数段飛ばして入る事は大変危険です。
ビックウェーバーは一段一段登って来たので今があります。
少しづつサイズのキャパシティを上げていきましょう。
知識も必要です。
サーフィンは自然と調和する奥が深いスポーツです。
特にビックウェーブになってくると経験した者しかわからない事や、ネットでは教えてくれない事などもあります。
一人では挑戦せず、ビックウェーバーに話を聞くようにしましょう。
ただ、サーフィン中は誰も助けてくれない事も、ビックウェーブに関しては特に頭に入れておいて下さい。
アウトに出て、チャージしないと岸に戻れない場合などもあります。
挑戦出来得るサイズであるかどうか自問自答、自己責任で最終決断をするしかありません。
兎角パニックになる事が一番危険です。
The dayにパニックにならない為にも日々の特訓により、自信を付け、上達する事が重要ではないでしょうか。